自動車整備ソフト(整備システム)は、一度入れると何年も使い続ける道具です。だからこそ、導入時の比較を誤ると「毎年の法改正のたびに追加費用がかかる」「必要な帳票が出せない」「サポートに繋がらない」といった形で、あとから効いてきます。ここでは自動車整備ソフトを比較するときに確認しておきたい10のポイントを、整備工場の実務に沿って整理します。
1. 月額だけでなく「総額」で比べる
整備システムの比較でいちばん多い失敗が、月額や本体価格だけを並べてしまうことです。実際にかかるのは「初期費用+月額(またはリース料)+アップデート費用+サポート費用+オプション費用」の合計です。月額が安い整備ソフトでも、法改正対応が有料、サポートが年額、必要機能がすべてオプション、という構成だと総額は逆転します。見積を取るときは、少なくとも3年分の総額で比較してください。
2. アップデートが無料かどうか
自動車整備業は制度改正の多い業種です。電子車検証(2023年1月開始)、インボイス制度(2023年10月開始)、特定整備・エーミング(2020年4月施行)、OSS電子申請、OBD検査と、数年おきに実務が変わります。アップデートが有料の整備ソフトだと、制度が変わるたびに費用が発生します。DREAM POWER は月に1〜2回程度バージョンアップを行い、アップデート料金は無料。追加された新機能も一部の有料オプションを除いて追加料金なしで使えます。
3. 支払い方法の選択肢(リースを組まずに導入できるか)
買い切り、リース、サブスクのどれを選べるかも比較ポイントです。リースは審査があり数年の縛りがあります。整備システムをリースなしで導入したい場合は、月額制(サブスク)に対応しているかを確認してください。詳しくは 整備システムのサブスクとは?買い切り・リースとの違いと料金 をご覧ください。
4. 台数を増やしたときの料金
受付・整備・車販でそれぞれ画面を開きたいのに、1台しかないと順番待ちが発生します。2台目・3台目の料金体系は必ず確認してください。DREAM POWER は2台目が月額2,200円(税込)、3台目以降は1台につき月額1,100円(税込)で、一人一台の運用がしやすい料金です。
5. 必要な帳票がそのまま出せるか
見積書・請求書(社印・ロゴ対応)、作業指示書、はがき・タックシール・封筒、営業日報、売上一覧、売掛一覧、売上月報。これらが標準で出せるかどうかで、エクセルの手作業が残るかが決まります。あわせて、継続検査申請書・重量税納付書・自動車検査票・主要諸元表・OCR専用2号/3号・指定整備記録簿・点検整備記録簿・自賠責保険申込書・保安基準適合書といった申請書類まで作れるかも確認しましょう。
6. データを自由に取り出せるか(CSV出力)
意外と見落とされがちですが、CSV出力の可否は将来の乗り換えコストを左右します。DREAM POWER では顧客127項目・車両191項目・伝票172項目・入金57項目をCSV出力でき、50個以上の項目を組み合わせた検索と、その検索条件の保存ができます。一般的な一覧表・集計表では足りない集計をしたい工場ほど効いてきます。
7. 他システムとの連動範囲
鈑金見積システム(コグニセブン、アセスプロ、モレノン等)との連動があると、アジャスターとの協定がスムーズになります。あいおい任意保険のWeb代理店システム連動、車検ライン連動、QRコード車検証スキャンなど、自社の業務フローで使っているものと繋がるかを見てください。鈑金見積システムそのものの比較は 鈑金見積システム比較 が参考になります。
8. 権限設定(部署ごとに操作を制限できるか)
売上の作成は誰でもできるけれど、削除は役職者のみ。こうしたアカウント単位・部署単位の権限設定ができると、大事なデータを守れます。離席時にログアウトすれば第三者のデータ操作も防げます。複数店舗・複数拠点の運用を考えているなら必須の観点です。
9. サポート体制
「電話が繋がらない」「訪問を待つしかない」は、現場では致命的です。専用サポートセンターの有無、画面共有しながら相談できるか、訪問指導できる担当者が近くにいるかを確認してください。DREAM POWER は専用サポートセンターに加え、全国に訪問指導・相談ができる担当者がいます。
10. システムの先に「売上を作る仕組み」があるか
整備ソフトは業務を効率化する道具ですが、それだけでは売上は増えません。車検案内代行サービス、仕入の支援、車両販売サイトへの一括登録、中古車保証、リサイクルパーツ、わナンバー代車ビジネスなど、システムの利用者が使えるサービスが用意されているかも、長い目で見ると差になります。
比較表:チェックすべき10項目
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 総額 | 初期+月額+更新+サポート+オプションの3年合計 |
| アップデート | 無料か有料か/頻度/法改正への追随 |
| 支払い方法 | サブスク/リース/一括/IT導入補助金 |
| 増設料金 | 2台目・3台目以降の単価 |
| 帳票 | 見積・請求・作業指示書・申請書類 |
| CSV出力 | 項目数と検索条件の保存可否 |
| 連動 | 鈑金見積・保険代理店・車検ライン |
| 権限 | アカウント別・部署別の操作制限 |
| サポート | 電話/画面共有/訪問 |
| 付帯サービス | 集客・仕入・販売チャネルの支援 |
「整備ソフトのおすすめは?」と聞かれることがありますが、工場の規模、車販をやるかどうか、鈑金を扱うかどうかで最適解は変わります。上の10項目を自社の条件に当てはめて、2〜3社の見積を並べるのが確実です。無料で使えるソフトとの違いは 無料の自動車整備ソフトはある?フリーソフトの限界 も参考にしてください。
よくある質問
Q. 自動車整備ソフトの相場はどれくらいですか?
A. 買い切りかリースか月額制かで大きく変わるため、一律の相場を示すのは難しいのが実情です。判断の目安としては、初期費用・月額(またはリース料)・アップデート費用・サポート費用・オプション費用を足した3年分の総額で各社を並べる方法が有効です。DREAM POWER の場合はサブスクで月額6,600円(税込/税抜6,000円)からご利用いただけます。
Q. 今使っている整備ソフトから乗り換えるとき、データはどうなりますか?
A. 乗り換えで最大の論点はデータの引き継ぎです。現在お使いのソフトからCSVなどの形式で顧客・車両・履歴を取り出せるかを、まず現行ベンダーに確認してください。取り出せない場合は移行の手間が大きくなります。DREAM POWER 側では顧客127項目・車両191項目・伝票172項目・入金57項目をCSV出力できるため、将来さらに別のシステムへ移る際の出口も確保されています。
Q. 整備ソフトのおすすめを1つ挙げるとしたら何ですか?
A. 工場の規模、車販を扱うかどうか、鈑金を扱うかどうか、指定工場か認証工場かによって最適な整備システムは変わるため、「これ1つ」という答えはありません。本記事の10項目を自社の条件に当てはめたうえで、2〜3社から見積を取って比較することをおすすめします。
Q. IT導入補助金は使えますか?
A. 現金一括支払、リース支払に加えて、IT導入補助金を利用した購入にも対応しています。補助金は年度ごとに公募要領や対象要件が変わりますので、検討される場合はお問い合わせください。
DREAM POWER の自動車整備ソフトは月額6,600円(税込)から
整備システム・車両販売システム・申請書類作成システムを、リース契約なしのサブスクでご利用いただけます。2台目は月額2,200円、3台目以降は1台につき1,100円(いずれも税込)。アップデートは無料です。
お電話:03-5256-7877(平日9:00〜12:00/13:00〜18:00)