整備ソフトのデータをエクセルで加工する方法:CSV出力の項目と使い方

整備ソフトには毎日たくさんのデータがたまっていきます。お客様、車両、伝票、入金。ところが「車種ごとの売上を見たい」「去年来なかったお客様にだけ案内を出したい」と思ったときに、ソフトの画面に用意された帳票だけでは足りないことがあります。そんなときに役立つのが、データをCSVで出力してエクセルで加工する方法です。この記事では、整備ソフトのCSV出力で何ができるか、エクセルで開くときにつまずきやすい点、顧客データを扱うときの注意を、事務担当の方向けに順番に説明します。

整備ソフトのCSV出力とは

CSVは、データの区切りをカンマで表した文字だけのファイルです。1行が1件(お客様1人、伝票1枚など)、カンマで区切られた一つ一つが項目(氏名、電話番号、金額など)にあたります。形式が単純なので、エクセルをはじめ多くのソフトで開けます。

整備ソフトのCSV出力とは、ソフトの中にあるデータを、この形式のファイルに書き出す機能です。ソフトの画面で見られる帳票は、メーカーが用意した形に限られます。CSVで書き出してしまえば、並べ替え、絞り込み、集計、グラフ化を、自社が見たい切り口で自由にできます。整備ソフトを選ぶときは、CSVで出せるかどうかだけでなく、どのデータを何項目出せるかまで確かめておくと、後で困りません。

整備ソフトのCSV出力でできること

整備ソフトのCSV出力とは、顧客、車両、伝票、入金などのデータを、カンマ区切りの文字だけのファイルに書き出す機能です。CSVはエクセルで開けるので、ソフトに用意された帳票にない切り口で、並べ替えや絞り込み、集計ができます。たとえば車種別の売上、月ごとの入庫件数、しばらく来店のないお客様の一覧などを、自社で作れるようになります。書き出せる項目の数が少ないと、欲しい切り口の集計ができず、結局手で打ち直すことになります。整備ソフトを比べるときは、CSV出力の有無に加えて、どのデータを何項目出せるかを、資料請求やデモで項目の一覧をもらって確かめておくと安心です。

整備システム・整備ソフト DREAM POWER のCSV出力項目数

整備システム・整備ソフト DREAM POWERでは、主なデータを次の項目数でCSVに出力できます。出力したファイルは、エクセルなどで自由に加工できます。

データ出力できる項目数加工の例
顧客127項目地域別のお客様の数、DMや案内状の宛名一覧
車両191項目車種別・年式別の保有台数、次の入庫が近い車の一覧
伝票172項目月別・担当者別・作業別の売上集計
入金57項目入金の消し込みの確認、未入金の一覧

どの項目が含まれるか、項目名が何かは、ここでは書ききれないので、資料請求やデモのときに項目の一覧で確かめてください。自社で作りたい表を先に紙に書いておき、その表に必要な項目が出力に入っているかを一つずつ照らし合わせると、確認が速く進みます。

なお、整備部署と車販部署の情報(下取り車の情報など)も同じシステムの中で共有できるので、車両販売システムと整備システムを別々の製品で持つ場合に比べて、データを突き合わせる手間が減ります。機能の全体はトップページの機能一覧にまとめています。

顧客127・車両191・伝票172・入金57項目

整備システム・整備ソフト DREAM POWERは、顧客127項目、車両191項目、伝票172項目、入金57項目をCSVで出力でき、エクセルなどで自由に加工できます。顧客データからは地域別のお客様の数やDMの宛名一覧、車両データからは車種別・年式別の保有台数、伝票データからは月別や担当者別の売上、入金データからは未入金の一覧、といった表が作れます。具体的な項目名は、資料請求やデモのときに項目の一覧をもらって確かめてください。作りたい表を先に紙に書き、必要な項目が出力に入っているかを照らし合わせておくと、導入後に「この項目が出せない」と困ることを防げます。

CSVをエクセルで開くときの注意:先頭の0が消える問題

整備ソフトのCSVをエクセルでそのまま開くと、データの形が変わってしまうことがあります。マイクロソフトのサポートページ「先頭のゼロおよび大きい数値の保持」によると、エクセルは数字に見えるデータを自動で数値として扱うため、先頭の0が削除され、桁の大きい数値は1.23E+15のような指数表記に変わります。15桁を超える数値は精度も落ちます。

整備ソフトのデータで影響を受けやすいのは、次のような項目です。

  • 電話番号:「090」で始まる番号の先頭の0が消える
  • 郵便番号:「0」で始まる地域の番号が4桁や6桁に崩れる
  • 社内で付けているお客様番号や伝票番号のうち、0から始まるもの
  • 長い桁の番号:指数表記に変わったり、末尾の桁が狂ったりする

これを避けるには、ファイルをダブルクリックで開かず、エクセルの「データ」タブにある「テキストまたはCSVから」で取り込みます。取り込みの画面(Power Query)で、電話番号や郵便番号の列のデータ型を「テキスト」に変えてから読み込めば、先頭の0が残ります。Microsoft 365などの新しいエクセルでは、自動のデータ変換を止める設定も用意されています。一度崩れたデータを上書き保存してしまうと元に戻せないので、加工はコピーしたファイルで行い、元のCSVは手を付けずに残しておいてください。

先頭の0が消えるのを防ぐ取り込み方

エクセルはCSVの中の数字に見えるデータを自動で数値に変えるため、電話番号や郵便番号の先頭の0が消え、桁の大きい番号は指数表記になり、15桁を超えると精度も落ちます。マイクロソフトのサポートページでも、この動作と対処法が説明されています。防ぐには、CSVをダブルクリックで開かず、「データ」タブの「テキストまたはCSVから」で取り込み、Power Queryの画面で電話番号や郵便番号の列をテキスト型にしてから読み込みます。崩れたまま上書き保存すると元に戻せないので、元のCSVは別に残し、コピーで加工するのが安全です。毎月同じ加工をするなら、取り込みの設定を保存しておくと次回からの手間が減ります。

整備データのエクセル加工例:売上集計・案内リスト・入金確認

CSVを取り込めたら、エクセルの基本的な機能だけでも作れる表はたくさんあります。関数を覚えるより先に、並べ替え、フィルター、ピボットテーブルの3つを使えるようにしておくと便利です。

月別・作業別の売上集計

伝票データをピボットテーブルにかけると、月ごと、担当者ごと、作業の種類ごとの売上を一つの表にまとめられます。前年の同じ月と並べれば、車検が集中する月や、売上が落ちる月が見えてきます。人を増やすか、案内の時期をずらすかといった判断の材料になります。

しばらく来店のないお客様の案内リスト

顧客データと伝票データを組み合わせ、最後の来店日が1年以上前のお客様だけをフィルターで抜き出せば、点検やオイル交換の案内を出す相手の一覧ができます。はがきの宛名印刷に使うなら、郵便番号と住所の列が崩れていないかを先に確かめてください。車検の案内は満了日を起点に組むので、車検管理システムでできること:車検案内と入庫の段取りもあわせて読むと組み立てやすくなります。

入金の確認と未入金の一覧

入金データと伝票データを突き合わせれば、請求したのにまだ入金がない伝票を一覧にできます。月末に経理へ渡す資料も、毎回同じ形で作れるようになります。

整備データのエクセル活用の例

整備ソフトから出力したCSVは、エクセルの並べ替え、フィルター、ピボットテーブルの3つで多くの用途に使えます。伝票データをピボットテーブルにかければ、月別・担当者別・作業別の売上を一つの表で見られ、前年同月との比較から繁忙月や閑散月が分かります。顧客データと伝票データを組み合わせれば、最終来店から1年以上たったお客様の案内リストが作れます。入金データと伝票データを突き合わせれば、未入金の伝票の一覧になります。どれも難しい関数をほとんど使わずに作れるので、まずは月に1回、同じ手順で同じ表を作るところから始めると定着しやすくなります。

顧客データのCSVを持ち出すときの個人情報の安全管理

顧客のCSVには、お客様の氏名、住所、電話番号がまとめて入っています。画面で1件ずつ見るのとは違い、ファイル1つで全員分が持ち出せてしまうので、扱いには気を付ける必要があります。個人情報保護委員会の「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」では、事業者が講じる安全管理措置として、次のような項目を挙げています。

ガイドラインの項目CSVを扱うときの具体策
電子媒体等を持ち運ぶ場合の漏えい等の防止USBメモリなどで持ち出すときはファイルを暗号化するかパスワードで保護する
個人データの削除及び機器、電子媒体等の廃棄加工が終わったCSVは消す。パソコンやUSBメモリを処分するときは容易に復元できない方法でデータを消す
アクセス制御CSVを出力できる人を限る。出力したファイルを置くフォルダを見られる人を限る
委託先の監督(法第25条)DMの発送などを外部に頼むときは、安全管理が図られる相手を選び、必要のない項目は渡さない

同じガイドラインでは、漏えいした個人データの本人の数が1,000人を超える場合などに、個人情報保護委員会への報告が必要とされています。報告は、事態を知ってからおおむね3〜5日以内の速報と、30日以内の確報です。顧客CSVを添付したメールの誤送信やUSBメモリの紛失は、この人数を簡単に超えます。従業員が100人以下の中小規模事業者向けには、ガイドラインの中で手法の例が別に示されているので、自社に合う方法を選んでください。

整備システム・整備ソフト DREAM POWERは、ログインアカウントごと・部署ごとに操作を制限できます。誰がデータを出力できるかを役職で分けておくと、うっかりした持ち出しを減らせます。権限の分け方は整備ソフトの権限設定:削除は役職者だけにする、部署ごとに機能を分けるで解説しています。

顧客CSVを扱うときの安全管理

顧客データのCSVはファイル1つで全員分の氏名、住所、電話番号を持ち出せるため、個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)が求める安全管理措置を意識して扱う必要があります。具体的には、持ち運ぶときの暗号化やパスワード保護、使い終わったファイルの削除、出力できる人と保存先フォルダを見られる人の限定、DM発送などを外部に頼むときの委託先の監督です。漏えいした個人データの本人が1,000人を超える場合などは個人情報保護委員会への報告が必要で、速報はおおむね3〜5日以内、確報は30日以内とされています。整備ソフト側でCSVを出力できる人を権限で限っておくと、運用のルールを守りやすくなります。

CSV出力で比べる整備ソフトの選び方と料金

CSV出力は、日々の加工だけでなく、将来ソフトを入れ替えるときにも効いてきます。今のソフトから顧客や車両のデータを出せないと、新しいソフトに一から打ち込み直すことになるからです。整備ソフトを選ぶときは、次の3点を確かめておくと安心です。

  • 顧客・車両・伝票・入金の各データを、それぞれ何項目出せるか
  • 出力は誰でもできるのか、権限で限れるのか
  • 出力したファイルの形式(文字コードや区切り)を、取り込み先のソフトで読めるか

入れ替えの段取りは、jcn-it の整備ソフト乗り換えガイドにまとめています。

整備システム・整備ソフト DREAM POWERの料金はサブスク(月払)で、1台目が月6,000円(税別)・6,600円(税込)、2台目が2,000円(税別)・2,200円(税込)、3台目以降は1台につき1,000円(税別)・1,100円(税込)です。事務担当が集計用にもう1台使う場合、2台で月8,800円(税込)が目安です。別途初期費用がかかり、有料オプション次第で月額は変わります。リース契約は組まずに導入でき、月単位または年単位で支払えます。一方、長期間を少ない台数で使い続けるなら、買い切りの方が総額で安くなることもあります。料金の考え方は整備ソフトの料金相場:初期費用・月額・リースの見方で詳しく比べています。

入れ替えにも効くCSV出力の確認項目

整備ソフトのCSV出力は、日々の集計だけでなく、将来ソフトを入れ替えるときのデータ移行にも関わります。出せるデータが少ないと、新しいソフトに顧客や車両を打ち込み直すことになります。選ぶときは、顧客・車両・伝票・入金の各項目数、出力できる人を権限で限れるか、出力したファイルを取り込み先で読めるかの3点を確かめてください。整備システム・整備ソフト DREAM POWERは顧客127・車両191・伝票172・入金57項目を出力でき、料金はサブスクで1台目月6,600円(税込)、2台目2,200円(税込)、3台目以降1,100円(税込)です。別途初期費用がかかります。

よくある質問

整備ソフトのCSVをエクセルで開くと電話番号の先頭の0が消えます。どうすればよいですか?
CSVをダブルクリックで開かず、エクセルの「データ」タブの「テキストまたはCSVから」で取り込み、電話番号の列をテキスト型にしてから読み込んでください。崩れたまま上書き保存すると元に戻せないので、元のファイルは残しておきます。
CSVで出せる項目が多い整備ソフトがおすすめですか?
自社で集計や案内リストを作りたいなら、項目数は大事な比較材料です。ただし項目が多いだけでは足りず、作りたい表に必要な項目が入っているかが肝心です。整備ソフトのおすすめは使い方で変わるので、項目の一覧をもらって照らし合わせてください。
車両販売システムのデータもCSVで出せますか?
整備システム・整備ソフト DREAM POWERは整備システム・車両販売システム・申請書類作成システムの3本立てで、整備部署と車販部署で下取り車などの情報を共有できます。車販ソフトとして使う場面の出力項目は、デモや資料請求で一覧を確かめてください。
顧客のCSVをDMの発送業者に渡しても大丈夫ですか?
個人情報保護委員会のガイドラインでは、個人データの取扱いを委託する場合、委託先に対する必要かつ適切な監督が求められています。安全管理が図られる相手を選び、宛名に必要な項目だけを渡すようにしてください。
CSVの加工は事務所のパソコン1台でしかできませんか?
整備ソフトを入れたパソコンなら出力できます。整備システム・整備ソフト DREAM POWERは2台目が月2,200円(税込)、3台目以降が1台1,100円(税込)なので、集計用にもう1台増やす費用も見積もりやすくなっています。

出典・参考資料

記載内容は2026年10月7日時点で公表資料を確認したものです。料金・機能は日本カーネットの資料請求・デモ申込で最新の内容をご確認ください。

整備ソフトを、人数分。サブスクで。

整備システム・整備ソフト DREAM POWER をサブスクでご利用いただけます。1台目は月額6,600円(税込)、2台目は2,200円(税込)、3台目以降は1台1,100円(税込)。リース契約を組まずに始められます。いまの台数と使い方をお聞きして、月々の費用をご案内します。

資料請求・デモ申込(無料)

お電話:03-5256-7877平日 9:00〜12:00・13:00〜18:00